2025年6月7日土曜日

創作を続けるためには

 どうも。先日Switch2が当選しまして、当日までなにも手につかないかと思いきや、制作の締め切りだらけで手を動かさないわけにはいきません。みなさん、これがどういうことかもうおわかりですね?しばらくは環境的モチベで制作をします。時計塔プロジェクトの吉岡です。

 今回は創作を続けるために、というトークテーマで動画を撮りました。ここのところ動画時間は20分以内と勝手に決めていたのですが、気がつくとオーバーしてしまいます。配信もそうですが、この手のものは慣れると長くなりがちですね。気をつけなければ。

 さて、そんなわけで早速本題にいきましょう。


『創作を続けるために、僕がしていること』

 みなさんご存知のことかとは思いますが、僕は時計塔プロジェクトと作家業とナユタという音楽制作バンドとつれづれ推進委員会という活動をした上で事務仕事もしています。副業が推奨される時代なのもあって、僕もあえて並行してこれだけの活動をしています。嘘です。気がつくとこんなになってました。
 とはいえ、どれも自分の中で理由を持ち、それぞれの活動ごとにしっかりと線引きをしながらやって今に至ります。
 今回は自分がやりたいこと、やらなくてはならないことのメンタル的な切り分けから、それらを叶える時間の使い方について触れていこうかと思います。ただ、これはいつも言っていることですが、あくまで僕がそうしている、そう考えているという話ですので、参考程度に見ていただければと。

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 自分がやりたいことと、世間が求めているもの、殆どのケースが全く同じであることはなく、自分の作品や世間に発表する以上、自身と世界の軋轢は意識をせざるを得ないのが常なのだと思います。
 ただ、この意識というもののバランスを調整することはできると思ってまして、自身の欲求へ意識を強くし、それを世間に認めさせようというバランスが創作、逆に需要や求められているものを優先して世間や人に渡していくバランスが制作なのかなと僕は勝手に思っています。もちろんどちらの工程にも創作と呼べるものや制作という行為は存在するとは思いますが、その比率によって四捨五入したものを創作、制作とここでは書き分けていきます。

 創作をより細分化していくと、例え需要がなかったとしても、自分がやりたいことや欲しい物をつくるという、ある種利己的なきっかけでスタートし、それを世の中に投げかけていく。というのがこと自分における創作で、まさしくこの時計塔プロジェクトでの活動がそれにあたります。
 制作はまず需要があって、その需要に対して自分自身の培ってきたものや技術、感性で作ったものをお渡しするというのが制作にあたるのかなと。こちらは創作業や事務仕事、いわゆる生活の基盤をつくる"本業"といっても差し支えないのかなと思います。

 もちろんこれらに上下はなく、どちらが欠けたら前には進めなくなる、人生において重要な両輪のようなものです。
 自分の好きにやっているだけじゃ得られなかった別の角度からの技術や視点の習得や、アイデアからそれを実現し、実際に世間に発表するまでをやることでしか得られないひらめきや発見もあります。そして、特に僕の場合はそれらが創作にも、制作にも活かせる環境を作っています。

 そうやって見てみると、一口に作ると言っても指向性があるわけです。僕はこの指向性をしっかりと理解し、スタートの時点で創作は創作、制作は制作としてやれることやりたいこと、そこでできることできないことをちゃんと考えて創作と制作を切り分けています。
 創作をし過ぎると制作の精度がさがり、制作をし過ぎると創作の仕方を忘れる。自ら選ぶ分には全然問題ないと思いますけど、意外と意識してないと陥りがちな落とし穴で、それが原因で続けられない…となっている人も僕の周りには何人かいたこともあるので、そういった切り分けをしっかりすることで続けることができるし、逆に切り分ける場所が分かれば、どちらも両立することも難しくないのかなと思います。

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 実務的な時間の使い方は…長くなりそうなのでどうしても気になるなら動画をみていただければという感じなのですが、簡単にいうと、自分がしているそれぞれの工程、作業にどれだけの時間がかかるかをしっかりと算出して、それを加味したスケジュールをつくることが大事かなと。
 あとは締め切りを使って作業のモチベを持続させるという方法があり、僕もたまにやりますが、効果が強力で、効き過ぎるが故に抜けられない、それがないと作業ができなくなってしまうこともあるので、締め切りや約束を使った環境的モチベーションは程々にしたほうが…とも思います。マリカワールドやりたい。

 次回は間に合えば来週の月曜に動画を出したいと思いますが、翌日6月10日の時計塔プロジェクト記念日の配信が次回になるかもです。のんびりと9年目の振り返りしていきます。
 それではまた、亡霊横丁のアトリエでお会いしましょう。

時計塔プロジェクト 吉岡
公式サイト( http://clocktower-project.com/ )
Twitter( @Clocktower_PJ )